自分のこの反抗期

あのころから、食べることが大好きでしたo自分が物を食べている音を聞くことでとても安心できたのです。暇さえあれば、何か物を口に入れるようになり、ぽつちやりとした体型は肥満体型へとなっていきましたo仕方なくす勉強は、 一向に伸びませんでした。自分の頭をにぎりこぶしで何度も何度も叩き、泣きながら自分の頭の悪さを卑下したものです。小学4年のとき、とうとう私は壊れました。お菓子を万引きしたのです。そして最後は、先生の机の中から解答用紙を盗んだのでした。何の罪悪も感じぬまま、この行為を私は数人の級友を誘って繰り返し行いましたo

 

がてそれが先生にばれて職員室に呼ばれたとき、私以外の人たち全員が涙を流していました。この時点では、私は何ひとつ反省などしてはいなかったのです。今後の成績をどうするかばかりを気にしていました。それからまもなく私は、単独で同じ罪を犯したのでした。さすがに、2度目がばれたときは先生の態度は変わり、父が学校に呼び出されました。父の無言の怒り、母の冷淡な眼差し、しかし、兄だけは違いましたoいつも同じ態度で接する兄の優しさに接したことで、私は深く反省しましたo私の中にある毒がこの件を通じてすべて出つくしたかのようでしたoそして私は生まれ変わることを決意しましたoクラスの皆の私を見る目は、両親以上に冷ややかでしたが、仕方のないことだと思い、ひたすら勉強に打ちこみました。結果は少しずつ良い方向へと向かい、小学6年生のときは学級委員をつとめるまでに、信用は回復されていたと思います。あれが、私にとって最初で最後の非行でした。